ドローン情報
DJI MAVIC2 ENTERPRISE_ADVANCEDレビュー
2021年3月、DJIから新たな赤外線搭載産業用ドローン「MAVIC2 ENTERPRISE Advanced」(以下M2EA)が販売開始されました。
今回は遅ればせばがら、この機体をレビューしていたいと思います。
今回は遅ればせばがら、この機体をレビューしていたいと思います。
■発売時期
M2EAは2020年末に発表され、翌2021年3月から正式発売・発送が開始されました。
その名の通り、Mavic2 ENTERPRISEですので2019年に発売されたENTERPRISE DUAL(以下M2ED)の後継モデルになります。
■DJI MAVIC2 ENTERPRISEとの差
実はベースはMAVIC2と同様ですので飛行性能は変わりありません。
では変わったところどこなのかというと、搭載する赤外線カメラと付属アタッチメントです。
赤外線カメラはM2EDより格段に性能が上がっています。
以前は対象物によりざっくりとした色分布を表示していましたが、M2EAでは対象物の輪郭や色分布をくっきりと写すことが可能になりました。
この性能向上により瞬時に異常箇所の判別が可能になり作業効率と点検精度が上がります。
他にも映像伝送もより滑らかになったため移動時に対象物を見失うことも無くなりました。
しかし、1点だけ注意点があります。
飛行中に編集できるのはカラーパレット(検知した温度の色分布)のみですので、その場で見えている温度で結果を早合点しないようご注意ください。
詳細を調べるには以下でご紹介する解析ソフトを利用しましょう。
新しく追加されたアタッチメントは次の項目で詳しくご紹介します。
M2EAは2020年末に発表され、翌2021年3月から正式発売・発送が開始されました。
その名の通り、Mavic2 ENTERPRISEですので2019年に発売されたENTERPRISE DUAL(以下M2ED)の後継モデルになります。
■DJI MAVIC2 ENTERPRISEとの差
実はベースはMAVIC2と同様ですので飛行性能は変わりありません。
では変わったところどこなのかというと、搭載する赤外線カメラと付属アタッチメントです。
赤外線カメラはM2EDより格段に性能が上がっています。
以前は対象物によりざっくりとした色分布を表示していましたが、M2EAでは対象物の輪郭や色分布をくっきりと写すことが可能になりました。
この性能向上により瞬時に異常箇所の判別が可能になり作業効率と点検精度が上がります。
他にも映像伝送もより滑らかになったため移動時に対象物を見失うことも無くなりました。
しかし、1点だけ注意点があります。
飛行中に編集できるのはカラーパレット(検知した温度の色分布)のみですので、その場で見えている温度で結果を早合点しないようご注意ください。
詳細を調べるには以下でご紹介する解析ソフトを利用しましょう。
新しく追加されたアタッチメントは次の項目で詳しくご紹介します。
■新アタッチメント
M2EAのアタッチメントには既存の「スピーカー」「LEDライト」「ビーコン」に加え、「RTKモジュール」(別売り)が加わりました。
今までのアタッチメントはあくまで作業の補助としての役割が大きかったですが、RTKモジュールを装着することにより可視光・赤外線建物点検だけでなく測量も可能になります。
測量は少々難しい分野ですので詳細は省略しますが、今までは大型の産業用ドローンや周辺機器を用いることが多かったため導入や運用が少々大変でした。
その作業が手軽なサイズで数センチ単位の測量が可能になりますので、現場の作業効率向上が見込まれます。
ぜひ一度お調べになってみてください。DJI公式HPでもご覧になれます。
https://www.dji.com/jp/mobile/mavic-2-enterprise-advanced
M2EAのアタッチメントには既存の「スピーカー」「LEDライト」「ビーコン」に加え、「RTKモジュール」(別売り)が加わりました。
今までのアタッチメントはあくまで作業の補助としての役割が大きかったですが、RTKモジュールを装着することにより可視光・赤外線建物点検だけでなく測量も可能になります。
測量は少々難しい分野ですので詳細は省略しますが、今までは大型の産業用ドローンや周辺機器を用いることが多かったため導入や運用が少々大変でした。
その作業が手軽なサイズで数センチ単位の測量が可能になりますので、現場の作業効率向上が見込まれます。
ぜひ一度お調べになってみてください。DJI公式HPでもご覧になれます。
https://www.dji.com/jp/mobile/mavic-2-enterprise-advanced
■飛行後に解析が可能に
他にも大きく変わった仕様が、「撮影後に解析が可能に」なりました。
M2EDでは赤外線画像・動画の撮影は可能ですが、撮影後の解析ができなかったため飛行中に手を止めて各設定(カラーパレット・温度スパン等)を編集する必要がありましたの
で飛行時間や現場に制限ができてしまいました。
しかし、この仕様に変わったおかげで時間制限のある現場やバッテリー残量に悩まされることが少なくなります。
また、M2EAの画像は「DJI Thermal analysysTools」を使用し撮影後に編集・解析ができるようになりました。
このソフトはDJI公式アプリから無料でダウンロードできます。
残念ながら日本語サポートがないため、英語の理解が必要になりますが使い方はとてもシンプルですので難しいイメージを持たなくて大丈夫です。
他にも大きく変わった仕様が、「撮影後に解析が可能に」なりました。
M2EDでは赤外線画像・動画の撮影は可能ですが、撮影後の解析ができなかったため飛行中に手を止めて各設定(カラーパレット・温度スパン等)を編集する必要がありましたの
で飛行時間や現場に制限ができてしまいました。
しかし、この仕様に変わったおかげで時間制限のある現場やバッテリー残量に悩まされることが少なくなります。
また、M2EAの画像は「DJI Thermal analysysTools」を使用し撮影後に編集・解析ができるようになりました。
このソフトはDJI公式アプリから無料でダウンロードできます。
残念ながら日本語サポートがないため、英語の理解が必要になりますが使い方はとてもシンプルですので難しいイメージを持たなくて大丈夫です。
■飛行性能
ここまで新機能を紹介してきましたが、改めておさらいも兼ねて詳細をご紹介しましょう。
重量:909g
本体重量は1kg以下と運用しやすくなっています。
持ち運びもしやすいため他の機材の邪魔になりません。
最大飛行距離:10km(日本では6000mに制限)
こちらも本来のMAVIC2と同様長距離飛行が可能です。
日本国内では6000mに制限されています。
点検時はパイロットに比較的近い距離で飛行させますので十分な距離です。
最大飛行時間:約30分
飛行時間は現場の風速やアタッチメントの有無により異なります。
アタッチメントやプロペラガードを装備すると僅かながら重量が増すため、飛行時間も合わせて少なくなります。
障害物センサー:全6方向
前後左右上下に障害物センサーを搭載しており、物体に1.5〜2m程度まで接近すると自動で停止します。
障害物が近づいてきて逃げることはありませんので必ず目視で注意をお願いします。
ご覧の通り、飛行性能は既存のMAVIC 2シリーズと同様ですので経験者であれば挙動の変化に戸惑うことは少ないと思われます。
解析ソフトや赤外線の基礎知識は必要に応じて覚えていきましょう。
ドローンスクール東京では赤外線を扱うコースも用意しています。
■値段
最後に気になるお値段です。
M2EAは他の産業用機体同様、オープン価格となっており各販売店にお問い合わせいただく形となります。
ドローンスクール東京では「機体・バッテリー・プロペラガード」の基本装備セットで約90万円でご案内しております。
オプションにより値段は変化しますので、詳しくはHPや店頭でお問い合わせください。
以上、今回はMavic2 ENTERPRISE Advancedのレビューをお届けしました。
ここ数年のDJIはライトユーザー向けにAir2 やminiを多く販売してきましたが、いよいよ産業用機体もかなりコンパクトなサイズに収まってきました。
サイズ的にもコスト的にも手が届きやすくなりましたので事業拡大を検討している方はぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。
ここまで新機能を紹介してきましたが、改めておさらいも兼ねて詳細をご紹介しましょう。
重量:909g
本体重量は1kg以下と運用しやすくなっています。
持ち運びもしやすいため他の機材の邪魔になりません。
最大飛行距離:10km(日本では6000mに制限)
こちらも本来のMAVIC2と同様長距離飛行が可能です。
日本国内では6000mに制限されています。
点検時はパイロットに比較的近い距離で飛行させますので十分な距離です。
最大飛行時間:約30分
飛行時間は現場の風速やアタッチメントの有無により異なります。
アタッチメントやプロペラガードを装備すると僅かながら重量が増すため、飛行時間も合わせて少なくなります。
障害物センサー:全6方向
前後左右上下に障害物センサーを搭載しており、物体に1.5〜2m程度まで接近すると自動で停止します。
障害物が近づいてきて逃げることはありませんので必ず目視で注意をお願いします。
ご覧の通り、飛行性能は既存のMAVIC 2シリーズと同様ですので経験者であれば挙動の変化に戸惑うことは少ないと思われます。
解析ソフトや赤外線の基礎知識は必要に応じて覚えていきましょう。
ドローンスクール東京では赤外線を扱うコースも用意しています。
■値段
最後に気になるお値段です。
M2EAは他の産業用機体同様、オープン価格となっており各販売店にお問い合わせいただく形となります。
ドローンスクール東京では「機体・バッテリー・プロペラガード」の基本装備セットで約90万円でご案内しております。
オプションにより値段は変化しますので、詳しくはHPや店頭でお問い合わせください。
以上、今回はMavic2 ENTERPRISE Advancedのレビューをお届けしました。
ここ数年のDJIはライトユーザー向けにAir2 やminiを多く販売してきましたが、いよいよ産業用機体もかなりコンパクトなサイズに収まってきました。
サイズ的にもコスト的にも手が届きやすくなりましたので事業拡大を検討している方はぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。