ノウハウ
【ドローン初心者向け】そもそもドローンってなに?
普段から私たちは「ドローン」という言葉を頻繁に口にしたりその姿を見ていますが、定義や法的な立ち位置など詳細を意外と理解していないことあります。
今回は理解不足によって起こるトラブルを防ぐためにドローンの定義からおさらいしていきたいと思います。
ドローンに興味のある方、これからドローンに触れてみたい方にぜひお読みいただきたい内容です。
●ドローンの名前の由来
まずはドローンの語源を簡単にご紹介します。
まずはドローンの語源を簡単にご紹介します。
「Drone」とは英語で「雄の蜂」を指す言葉で、飛行中のブーンという音が蜂の羽音と似ていることから「ドローン」と呼ばれることになったといわれています。
このあとの項目で、日本の法律上「無人航空機」と呼ばれることが増えて来ますが、練習中や現場では使い慣れた「ドローン」と呼んで大丈夫です。
定義はその名の通り「構造上人が乗ることができず、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるもの」となっています。
大手メーカーから現在販売されている機体は安全飛行のための各種センサーや長距離飛行を可能とする大型のバッテリーを搭載するものがほとんどなので200gを超えることが多くなります。
●航空法上の定義
続いて日本の航空法上の定義です。
国交省の飛行マニュアルでドローンは「無人航空機」と呼ばれています。
定義はその名の通り「構造上人が乗ることができず、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるもの」となっています。
加えて機体重量が「200g以上のもの」を指します。
大手メーカーから現在販売されている機体は安全飛行のための各種センサーや長距離飛行を可能とする大型のバッテリーを搭載するものがほとんどなので200gを超えることが多くなります。
さらに形状も一般的なドローンと呼ばれるような4枚プロペラが装備されているもの「回転翼航空機」に限らず、「飛行機・滑空機・飛行船」も含まれ、国交省へ申請する際にこれらの項目も用意されています。
以上のような機体を飛行させる際には後述の「国土交通省航空局への申請」が必要となります。
●ドローンを飛ばしたい時はどうすれば良い?
「航空法上の定義」でご紹介した「200gを超える機体」を飛行させる際は「空域」や「方法」によって「国土交通省航空局への申請」が必要となる場合があります。
それぞれの条件や詳細は国交省やスクールへお気軽にお問い合わせください。
また、航空法で規制されていない場所であれば基本的に飛行は可能ですが現地の地域条例や管轄の警察、土地所有者への個別の届出が必要となる場合があります。
飛行させる際は必ず役所や警察への確認を行い、指示や条件があった場合はそちらに従います。
2022年度からはドローンの国家資格化も決定しており、全国各地のドローンの扱いも大幅に変わってくることが予想されますので、今のうちに確認作業を行う癖をつけておきましょう。
●200g未満のドローンはどこで飛ばせるの?
●200g未満のドローンはどこで飛ばせるの?
200g以下のドローンについては模型飛行機に分類されます。
簡単にお伝えするとトイドローンですね。
トイドローンの中でも形状は様々ありますが、重量が200g以下であるためいずれも航空法の規制対象にはなりません。
しかし、あくまで「航空法」に抵触しないだけであり他の法律やルールを守らねばならない場面があります。
まずは「小型無人機等禁止法」です。
200g以上の機体が「無人航空機」と呼ばれますが、200g以下の機体は「小型無人機」と呼ばれます。
つまり、重量やサイズを問わずドローンの飛行が基本的に規制されている法律です。
つまり、重量やサイズを問わずドローンの飛行が基本的に規制されている法律です。
その対象は「国の重要な施設(国会議事堂や外国公館等)」や「原子力発電所」等です。
代表的な皇居は飛行アプリに表示されますが、その他の防衛省等は表示されていないことが多いため詳細は警察庁WEBサイトをご覧ください。
さらに最近ではオリンピック開催にともない特例で競技施設や宿泊施設、その敷地が小型無人機等禁止法の対象エリアとなりました。
このように国に関わる重大なイベントが行われる際に新規に発生することもありますので国交省や警察庁の発表を見逃さないようにしましょう。
特に2022年にはドローンの国家資格化に伴い、ルールが大きく変わっていきます。
詳しくは以下の記事もご覧ください。
ドローンが免許制(国家資格)になると何が変わるのか?
次に「地域条例」です。
例えば東京都条例ではサイズや重量問わずトイドローンであっても公園内の飛行が禁止されています。
他にも各都道府県や各自治体でドローンの扱いが決められていることがありますが、手続きは全国共通ではなく書類が必要だったり電話だけで済んだりと、その方法は様々です。
ですので、200g以下だからといって自由に飛ばさず、各地のルールの確認を怠らないようにしましょう。
以上、今回はドローンの定義とその扱いについてご紹介しました。
法律の部分に触れたので少し難しい単語が続いてしまいましたね。
さらにドローン業界は法律も含めてまだまだ発展途上なので法律の内容が変わる頻度も多くその都度理解を改めなければならないのが大変ですね。
特に2022年にはドローンの国家資格化に伴い、ルールが大きく変わっていきます。
詳しくは以下の記事もご覧ください。